133日目。「明治日本の産業革命遺産」へ!




ここ最近、ゆっくりペースで走っていたのにはいろいろと訳がありまして。

もちろん観光に時間をかけたいのもあり。

加えて単純に雨で進みにくいというのもあり。

1番は台風を市内でしのぎ、雲仙へ向かうことなんですね。




でも、

台風の進度がゆっくり過ぎる、、、、


台風進路予報がアテにならねえ


市内で停滞はコスパが悪いのでいろいろ悩みどころです。




ド根性系チャリダーも台風には勝てません。
仕方ないと割り切って台風をやり過ごし、ガッシガッシこいで行こうと思ってます!








さて、133日目!






長崎市内のネカフェにて起床。
朝から長崎の坂をシャカシャカこいでフェリーターミナルへ向かいます。





タイトルでお察しやと思うけど
今日は軍艦島へ行きました!




軍艦島へは3.4社がクルーズを提供しているんですが
昨日の段階で満席になっているフェリーも多かったです。


さすが、世界遺産





朝9時からのスタートでしたが
すぐにフェリーへの行列ができていました。


みんないい場所で見るために並んでいます。
進行方向右側のデッキがオススメと聞いたので並びました。





続々と100人以上の行列になりましたが何なくいい席をゲット!





出発!

船内はガイドさんの音声案内の他、他のガイドさんが直接教えてくれたりします。


昔、軍艦島端島)と高島を往来しながら仕事をしていたおじいさんがいろいろ教えてくれました。


明治日本の産業革命遺産」には軍艦島だけではなく、三菱重工の造船所であったりグラバー園であったりと多岐に渡ります。




このクレーンもそうです。



なんとこのクレーン100年以上前から現役です。
その名も、「ジャイアンカンチレバークレーン」。

なんかかっこよくないですか。
150tの吊上能力があります。


間違いなく「大きなのっぽの古時計」のライバルです。
今も動いていますよ。







この三菱重工長崎造船所では現在
巨大なLNGタンカーなどの船を制作中でした。
あの、戦艦武蔵もここで製造されたそうです。



でけえ。



にしても、長崎の街並は本当に面白いです。
平地に家はほとんどないんです。
ぜーーーんぶ山の斜面。
摺鉢状になった長崎の斜面に家がへばりついてる。

それが稲佐山の夜景に繋がると教えてもらいました。


女神大橋をくぐり

高鉾島です。
禁教令が出された時代、隠れキリシタンがここで身を潜めていた島。
そして多くの信徒が殉教したとされています。





こちらは三菱重工香焼工場、通称100万トンドック!


これはスケールがすごいです。
世界最大のドックです。


写真で伝わりにくいですが、
あのアーチ型のクレーンの中には国会議事堂がすっぽり入るそうです。

三菱のマークの部分だけで、テニスコート一面分というスケール。
もう、すごいですね。岩崎弥太郎さん。






他にもいっぱい見所はありました。
もう島に着く前にテンション上がりますよね。

工場とか好きな人にはたまらんと思う。





さて、いよいよ軍艦島へ上陸です。

ドンッ

ドンッ!





おぉ。
これは想像以上の廃墟感。
そしてスケール。


海はきれいです。


軍艦島は上陸できないこともしばしば。
年の3分の1は上陸できないそうです。
上陸できてよかった。


上陸といっても立ち入ることができるエリアは限られています。

そのエリアの各ポイントにガイドさんがいて案内してくれます。


島にあったプール。


最盛期には、東京ドームのグラウンドおよそ5個分の小さな島に5200人もの人々が生活していたそうです。


日本で初めての鉄筋コンクリート造りの集合住宅があったり、当時普及率の低かったテレビがほとんどの家庭にあったりと想像できないような生活があったようです。
パチンコ、BAR、映画館もありました。


知れば知るほど面白いです!


ガイドさん自身も、軍艦島で生活していたこともあり話がリアルです。



まさに異世界でした!
足尾銅山もそうやけど、人の力はすごい。

本当にもう
長崎の懐の深さにびっくり。


ちなみに、軍艦島の由来は
端島の姿が軍艦「土佐」に似ていたからだそうです。










じゅ〜ぶんに軍艦島を堪能したらお腹が減ったので
トルコライスを食べに行きました。


中華街はこじんまりとしていました。




吉田麻也後援会の洋食屋。


うん!1つ1つ美味しかったけど、なかなか値が張ります。


消費が激しいので押さえねば。




昼からもすこし観光しました。

大浦天主堂

写真はないですが、
グラバー園もちょい覗いてた。

こんなオシャレな家が買えますよ。

ガッカリガッカリ言われてるオランダ坂へも。
ええ、石畳の坂でしたよ。


そのあとも長崎の不思議な街並を眺めていました。
激坂の上にある大学。
激坂をなんなく進む車。

大阪にはない風景ばかり。







明治の日本に思いを馳せて、今日はここまで。









なんか、ここ最近歴史的なことばっかりになってるけど
それだけ長崎はいろいろあるんですよ。


台風が去れば、ネイチャー色を高めていきます!




ー本日の移動距離ー
8㎞



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堤防から普通にチヌとか見えてる。ボラもいっぱいおるわ。