132日目。ナガサキを訪ねる。

坂の町 長崎

坂がえげつないとは聞いてましたが、
それはきっと市街地に入ってからと思ってました。



もう、海岸線から見事なまでの坂道でした。
というか、長崎に入ってからまともな平地を走っていた記憶がほぼほぼありません。

長崎は坂の街。
特に半島、外海側を走る際はご注意を。













さあ、122日目!






道の駅夕陽が丘そとめにて起床。
24時間解放の休憩所があったので、そこで寝てました。


ほぼ人も来ませんでしたし、
旅人歓迎系の道の駅だったので居心地良かった。



昨日綺麗だった夕陽は、朝陽に変わりました。

この先には五島列島があります。

晴れてるのは嬉しいけど、、、
今日暑過ぎる、、、


真夏並みの体感気温。



そして坂、坂、坂
リアス式の宿命。

出発地点の道の駅は実は登りの途中にあるんです。

スタートしてすぐに登ります。


そして、海抜ゼロまで一気に降りさせられます。
また登ります。

もうこの繰り返しなんです。


最後にぴょこっとした峠を越えると長崎市街へ入ります。




もちろん市街地も坂だらけ。


長崎は路面電車が大活躍してました。
そして、バスも。

ここまで乗車率の高い路面電車とバスは見たことがないくらい生活に根差した交通手段となっています。



長崎大学を少し眺めて
ずっと行きたかった平和公園へ行きます。


平和祈念像です。
1つ1つの動き、姿勢に意味があります。

公園内では核廃絶への署名活動が行われていました。
署名させてもらっていると
展示している写真についていろいろ教えて下さりました。




「黒こげとなった少年」の写真があって
中学のときに見てから頭を離れなかったんですが
その少年の身元が最近判明したそうです。
家族が生きておられる間に判明して本当に良かったと思います。

「黒焦げの少年」身元判明か=原爆写真展で、「兄だ」-長崎:時事ドットコム



もう1枚、
「焼き場に立つ少年」


この写真もずっと覚えていました。


何気なく、図書館で見かけたこの写真。
その背景を知ったとき、驚いたのを覚えています。

少年が背負っている幼子はすでに事切れていたこと。
そして、そのときの状況。

今まで見た全部の写真の中で1番記憶に刻まれている写真です。


大刀洗の資料館でもこの写真について、少しだけ知れたのですがこの少年の身元はいまだに分かっていません。

この写真の背景、
そして、撮影者のジョー・オダネルさんの生涯。

もっと勉強しようと思います。

もし、初見であるならばぜひ一度調べてみてほしいと思います。



平和公園はもともと長崎刑務所浦上刑務支所があった場所。
爆心地から最も近い公共の建物。
今でもその名残があります。



平和の泉の石碑より

「のどが乾いてたまりませんでした。
水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました。
どうしても水が欲しくて
とうとう油の浮いたまま飲みました。」









しばらく、公園内を歩いていました。
すると写真屋さんが声をかけてくれて、原爆について知りたいならと周り方を教えてくれました。
ありがとうございました!


平和公園を出たあと、向かったのは如己堂



如己堂とは永井隆博士が住んでいた2畳1間の家の名前です。










永井隆博士。







如己堂。
名前の由来になっている
「己の如く隣人を愛せよ」
生涯この言葉通りの人生を貫いた博士の生き方。

併設されている永井隆記念館にも行きました。


正直、永井隆博士については全く知りませんでした。
今回知ることができて本当に良かったです。

ここもぜひ、自分の目で見てほしいです。




ゆっくり読もう。




さて、次は浦上天主堂へ行きました。







拝観することもできます。
中には焼け跡から発見された無原罪の聖母像がありました。
ここにも重たい歴史がありました。






そのあと、長崎原爆資料館へ行きました。








知らないことばかり。
気づかされることばかり。

外国からも多くの人が来ていました。



そんな中、
おそらくアメリカかオーストラリアからのカップルが長崎で被爆した外国人捕虜の証言をじっくりと聞いていました。

彼らにはどう写っていたんやろうなあ。










ここも言わずもがな、自分の目で、耳で確かめて下さい。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館へも。







いっきに詰め込んだおかげでキャパオーバーになりかけながらも胸に刻み込みました。


本当に長崎に来れて良かった。
旅を終えたらもっと勉強しよう。












さて、お腹も空いたので
公園の写真屋さんオススメの長崎チャンポンを食べに行きました!



長崎市街地はバスがめちゃくちゃ走っているので自転車では移動しにくい、、、




市街地を少し進むとありました。


他の有名どころはなかなか値段が張る中で、リーズナブルに美味しいチャンポンが食べれるらしい。

大盛りチャンポン!


俺が今まで食べてたチャンポンはチャンポンではなかった。

は言い過ぎかも知らへんけど、それくらい魚介の味が効いてて美味しかった(^^)




長崎はグルメが多いので
まだまだ食べないと。

カステラ。皿うどんトルコライス
中華街もきになるし。





お腹いっぱいになったので波止場へ行ってゆっくりして今日はここまでです。


グラバー園オランダ坂も行こうと思ってたのですがそれは明日のお楽しみ。




明日は世界遺産 軍艦島へ行ってから
異国情緒を味わい、長崎の坂道をアポロンしてコクリコしようと思います。









今日はたくさんナガサキのことを知れました。
もちろんもっと知らなくてはいけないことはあるけれども。


ブログを読んでくれている方に知ってほしいなあと思うこともいっぱいあるんですけけど、それは自分で行って感じてもらえたらと思います。


俺がどんな文字で起こしても、事実が軽くなってしまいそうで申し訳ないので。






軍艦島楽しみ楽しみ。



ー本日の移動距離ー
40㎞



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え。なんか日焼けしてるんですけど。